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マイナンバー(個人番号)カードについてのあれこれ

皆様お疲れ様です。
前回の投稿から早5ヶ月近く…
前回とは別のライフイベントがもうじき発生しそうなところですが、
今回は、ライフイベントに関連した手続きをしていて、
思い出したり、今までやったことについてまとめておこうと思います。

テーマは、タイトルの通り「マイナンバーカード」についてです。
といっても、マイナンバーという番号そのものにはそれほど触れる気はなく、
カード型身分証明書の「マイナンバーカード」を利用している人間の一人として、
今まであったことを備忘録的にまとめておいたら、
これから作ろうか迷っている方や、作ってみたけどよくわからない方に対して、
少しでもイメージがしやすいんじゃないかと思ったのと、
自分自身も「あの時はこんなことやったんだな」と思い返せるかなと考えています。
…このため、マイナンバー制度に賛成か反対かなどの話題を求めてご覧になられている方には、
期待外れな内容だと思いますので、この時点でお引取りいただいたほうが良いかと思います((

それでは、本文スタート↓


※本文の内容は、最終更新日「2022年9月10日」時点の情報です。
過去に遡って言及している場合はその時点、特記がなければ最終更新日時点の情報となります。
また、私個人の経験をベースとした記事ですので、自治体等によっては状況が異なるケースもあるかもしれません。
あらかじめご了承いただければと思います。

そもそも「マイナンバーカード」とは

マイナンバーカードは、「個人番号(マイナンバー)を証明する、カード型証明書」です(参考:総務省作成のページ)。
公的な説明は前文で参考に挙げたサイトの通りですが、私個人の認識は「公的手続きに便利な身分証明書」です。
カードに記載されている情報は、

表面:

  1. 氏名
  2. 住所
  3. 生年月日
  4. 性別
  5. 顔写真
  6. 電子証明書の有効期限の記載欄
  7. セキュリティコード*1
  8. サインパネル領域*2
  9. 臓器提供意思表示欄


裏面:

  1. 氏名
  2. 生年月日
  3. 個人番号

上記の内容です。
…と、総務省のサイトに書いてあることを、ほぼそのまま転記してもおもしろくないので、
私が実際に持っているマイナンバーカードを撮影、加工した画像も載せます。

マイナンバーカード表面
マイナンバーカード裏面

…私自身は運転免許証を持っていないので、他の人が持っているものと比較してみて思うのですが、
マイナンバーが記載されていなければ、身分証明書としての内容はほとんど同じだと思います。

あと、恐らくですが、どこの自治体でも
カードを受け取る際に「保護カバー(今私が勝手につけた呼び名です)」がもらえると思います。
このカバーがあることで、簡易的ですが一部の情報を伏せて提示することができるようになります。
私のカードに付けてみた状態の画像は下記の通り。

マイナンバーカード表面(カバーあり)
マイナンバーカード裏面(カバーあり)

カバーを付けた状態であれば、ずらしたりしなければマイナンバーが見えなくなると思います。
また、私がマイナンバーカードを発行したことのある自治体では、
本体ではなくカバーのほうに電子証明書の有効期限*3が記載されました。

作成した理由

前述の通り、私は運転免許を持っておらず、これから先も相当なことがなければ取得しない予定です。
仮に取得するとしても原付免許のみだと思います…というのはともかく。
運転免許証が無く、2015年時点では海外に行く予定もなかった(=パスポートを取得する予定のなかった*4私にとって、
運転免許証以外の、携帯できる身分証明書を取得する必要がありました。
むしろ、マイナンバーカードが交付されなかったら、私はどうやって自分の身分を証明していたんだろう…
まあ、きっとその時はその時で別の手段を使っていたんでしょうが、
何にせよ、作らない理由はありませんでした。

作成や更新等の手続き

最初の作成

…すみません、正直覚えてないです。
6年半以上は経過しているので、具体的にどういう手順を踏んだかは忘れています…
まあ、このあたりは最新の情報でないとあまり意味がないと思うので、
詳細が気になる方はマイナンバーカード総合サイト等をご確認いただければ幸いです。
メールを遡ってみたところ、2015年11月に申し込んでいました。

最初に作成した際の、申請受付完了メール

自分でも、思っていた以上に超初期なんですが…(本当に驚愕)

1回目の更新

マイナンバー自体は、付与された時点から変更されることはありません*5が、
マイナンバーカードには有効期限があります。
私は、初回の作成時点で20歳未満だったため、5年後の2020年に1回目の更新手続きを迎えました。

現在は、カード発行時の年齢が
18歳以上:10回目の誕生日
18歳未満:5回目の誕生日
が有効期限となっています。
また、私は5月生まれで、2015年11月の初回申込時点で20歳未満でしたが、
2015年の誕生日を1回目として、5回目の誕生日時点(2020年5月)で有効期限が切れるため、
2020年が最初の更新となったと思われます。
更新手続きの詳細はこちらに記載があります。

有効期限が近付くと通知文書が送られてくるため、その書類を使って更新手続きを行います。
私は、申請に対応した証明写真機を使用して更新したようです(これも詳しくは覚えていない)。

1回目の更新時の、証明写真機の領収書
住所変更(1回目)

2021年4月に、最初にカードを作成した市(実家)から、別の市に引っ越しをしました(一人暮らし)。
その際、記載住所の変更手続きを初めて行ないました。
転入届を出すために役所に行った際、同時に記載変更もできました。

住所変更(2回目)と、姓の変更

2022年4月に、一人暮らしをしていた市から、結婚相手である連れの住む市のアパートへ引っ越しをしました。
その際は、記載住所の変更手続きに加え、氏名の変更手続きも行ないました。
また、汎用性を高めるため、旧姓併記の手続きも行ないました。
住所は1回目同様に転入届の提出とともに行なえ、氏名の変更手続きも同時に行なえました。
旧姓併記の手続きだけは時間切れで同日のうちにはできませんでしたが、手続き自体は役所で行なえました。

住所変更(3回目)と、カードの再発行

そして今回、2022年9月8日に、今住んでいるアパートから、同じ市内の別住所に住民票を異動しました。
住民票の異動自体は何事もなく終わりましたが、
私のマイナンバーカードのサインパネル(追記)領域は、2回目の住所変更や姓の変更の時点で埋まったため、
カード本体の再発行が必要になりました。
作成時に参照する住民票住所自体は変わっているので、初回作成時の住所と同じ部分に新住所が記載されると思われます。

サインパネル領域が埋まった際の、再発行申請の受付完了メール

なお、今回は写真を証明写真機で撮影し、そのデータをダウンロードして自宅PCからオンライン申請を行ないました。
初回のメールの感じを見ると、初回もこれだったのかな…?

普段の使い方

私は財布に入れて、必要なときに身分証明書として提示しています。
なお、私は今まで一度も紛失したことがないので、紛失したときの手続きは行なったことがありません…

あってよかったマイナンバーカード

☆行政書類の発行が役所に行かずにできる
…これは非常に便利です。
住民票や印鑑証明書、いわゆる戸籍謄本なども、対応しているコンビニ等のマルチコピー機で発行できます。
詳細はこちら

☆オンラインでできる行政手続きが増える
対応しているスマフォやカードリーダーを持っていれば、オンラインで行なえる行政手続きが増えます。
私は、1回目の引っ越し(実家→一人暮らし)の際、マイナンバーカードを使用して転出入の手続きを行ないました。
特に、転出の手続きはオンラインで完結した(参考:豊島区役所のページ)ので、役所に行く手間が省けて非常に楽でした…

よくあるかもしれない質問

ここからは、Q&A形式で「疑問に思う人がいるかもしれない」ことについて自問自答していきます。

Q.紛失などによって情報漏洩するのは怖くないの?

A.情報漏洩自体は怖いですが、マイナンバーカードを紛失等したことで漏洩するリスクがある情報は、
運転免許証やパスポート等、他の身分証明書と大差ない*6と考えているので、
情報漏洩が怖かったら、そもそも身分証明書を携帯しないほうが良い…ということになると思っています。
身分証明書を携帯したいと思った時点で、紛失しないよう細心の注意を払っています。
前述の通り、作成してから6年半以上、一度も紛失したことはありません。

Q.他の身分証明書と比べて便利だと思う?

A.行政手続きにおいては非常に便利だと思います。
ただ、「役所に行くのは手間じゃないし、現時点で他の身分証明書(運転免許証やパスポート)がある」という方は、
作らなくても困らないと思います。
これから身分証明書を作りたい方は、運転免許証は運転免許を取得する手間やお金、
パスポートには数千円以上の発行手数料がかかることを踏まえた上で、
自分の生活の中で、どれを持っていればコストパフォーマンスが高いかを考えると良いかと思います。
なお、マイナンバーカードの新規発行や有効期限内の更新自体には手数料はかかりません*7が、
個人的には証明写真機での写真撮影や申請をおすすめしたい*8ので、
証明写真機の利用料金として1,000~2,000円くらいは見たほうが良いかと思います。

Q.おすすめの作成方法は?

A.個人的には、写真撮影から申請まで、一括でできる証明写真機で申請するのが、一番手軽で確実だと思います。
ただ、設置台数が多くはないのと、何ができる証明写真機なのか紛らわしい掲示になってしまっている*9ことがあるので、
自分の行ける場所でどれが対応した証明写真機かはよく確認したほうが良いかと思います…
メーカーによっては、対応している証明写真機をオンライン検索できるシステムを提供しているところもあります。
例:(株)DNPフォトイメージングジャパン「Ki-Re-i」日本オート・フォート(株)「Photo-ME」富士フイルム(株)「証明写真ボックス」
そもそも私は郵送申請したことは無い気がするので、郵送申請のメリットがあるかわからない*10んですが…

Q.「電子証明書」ってつけた方がいいの?

A.付けたほうが良いです。というよりマイナンバーカード作るなら付けてください←
付けないと、上記「あってよかったマイナンバーカード」で紹介したことができなくなります
「署名用の電子証明書」も「利用者証明用の電子証明書」も、両方付けたほうが良いです。
それぞれ証明する内容(利用できるシステム)が異なるので、詳しくはこちらをご確認ください。

Q.マイナンバーカードに記載される情報は何をもとにしてるの?

A.住民票に登録されている内容です。
つまり、住民票の内容に変更があった場合は、マイナンバーカードの記載内容も変更する必要があります(参考:千代田区役所のページ)
基本的には、役所で行なう行政手続きの際に、マイナンバーカードの券面の変更手続きも同時に行なってもらえることがほとんどだと思います(個人の経験です)。

Q.マイナポイントはもらったの?

A.現時点(2022年9月)でもらえるものはすべてもらいました
マイナポイントという独自ポイントシステムがあるというよりは、マイナンバーカードを経由して
他の事業者の運営するポイントシステムのポイントを進呈するという感じだと思っています。
なお、私はd払いで受け取る設定にしたので、dポイントが貯まりました。

Q.保険証としては使ってないの?

A.現時点(2022年9月)では使ったことがありません。
保険証としての利用に関しては、現時点では使うことで逆にややこしくなりそうなので、
利用設定はしましたが利用自体は見送っています
使ったら別途追記するかも。

Q.身分証明書として使えないことがあるって聞いたけど?

A.私自身、場合によっては、身分証明書として認められなかったこともありました
例:

2020年、某古本販売店にて、オンラインの買取依頼時に認められなかったメール

ただ、開始当初と比べれば、今はマイナンバーカードが
「使用できる」と明記されたサービスも増えたと思います(個人の感覚です)。
使えるかどうか不安な場合は、問い合わせてみるのが確実かと思います。
まあ、運転免許証等と比べれば、まだシステムが確立されていない*11と思いますが…
直接対面でのやり取り(店舗等での本人確認や年齢確認)に関しては、
マイナンバーカードを出して断られた記憶は今のところないです。

ただ、追記領域の記載が増えてからは、どの情報が最新情報かがわかりにくいので、
券面を見つめられる時間が増えた気はします…


終わりに

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
我ながら、思った以上に長くなってびっくりしています…よく思い浮かんだな…
長々と書いてきましたが、言いたいことを一言でまとめると「私にとっては便利です」に尽きるかな…
マイナンバーという番号は、既にそれぞれに割り振られているわけですが、マイナンバーカードの発行は現時点では個々人の自由意志です。
私は、仮に子供ができても、子供自身が作りたいと言わない限り、私が代わりに作ろうとかは考えていません。
子供が未成年のうちの行政手続きなんて、親がやることがほとんどというか、むしろ親がやれって話だと思うし。
私が作ろうと思ったのも、「学生証を持てる期間が終わったらどうするんだ?」と考えたことが最初のきっかけだと思います(うろ覚えだけど)。
この記事が、読んでくださった方にとって、何かしら参考になったら嬉しいです。

今回はこのあたりで失礼します。
ではでは~

*1:電子手続きで入力を求められる場合があります

*2:券面の情報に修正が生じた場合、その新しい情報を記載 例:引っ越した際の新住所など

*3:電子証明書については有効期限が5年のため、カード本体よりも更新タイミングが多いです

*4:なお、翌年の2016年に海外に行くことになったため、マイナンバーカード取得後にパスポートも取得することになりましたが、パスポートのほうはその後使わず更新していないため、有効期限が切れています

*5:マイナンバーの変更は、マイナンバーカードの盗難等で不正利用のおそれがある場合に限り認められているようです

*6:カードに記載されている情報で紹介した通り、他の身分証明書に明確に載っていない主たる情報はマイナンバー自体ですが、マイナンバーに紐付けられた情報を参照あるいは利用する際は、専用システムへの接続が必要な認識のため、マイナンバーそのものがわかってもそれだけで悪用されるリスクは低いと考えています…って持論を述べてみたけど、詳細は公式サイトがわかりやすいです

*7:紛失等による再発行には手数料がかかります 参考:千代田区役所のページ

*8:スマフォ等で自撮りした写真も規定を満たしていれば使えるようですが、規定が結構厳しいので、証明写真機等を使って撮影するほうが確実だと思っています…

*9:正直、「郵送申請用の写真撮影ができる(直接申請はできない)」のか、「撮影と同時に直接申請もできる」のか、パッと見ただけだとわかりにくいシールだと思います…

*10:一人で手続きを行なうのが難しい方にとって、役所の職員等の補助を受けながら行なえるのがメリットかと思いますが、直接役所に提出する書類ではないので役所の職員も手助けする以上のことはできないと思うんですよね…

*11:某ネットバンクでの本人確認の際、マイナンバーカードの場合の画像アップロード方法がわからず四苦八苦したことがあります…